SE教育情報
SE教育の全体像
◆SE教育制度の全構成は以下のとおりです。(講師都合等により変更の可能性があります)
基礎講座
初心者向け教育講座全5科目、確認テストの実施 + 日工大における実習(希望者のみ)
修了者には「基礎講座修了証」を発行。
内容 | 工作機械とは。工作機械の要素・切削理論・工業材料他。プレス機械の基礎。仕事の取組み姿勢について。工作機械業界の過去・現在・未来。日本工業大学技術博物館および機械実工学教育センターの各見学。 |
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SE資格取得講座
主に営業経験3年以上の者(注1)を対象としたSE資格認定コース、資格有効期間5年
*1.受講体系
第1STEP: 配信ビデオ講義受講 もしくは 集合型研修(全3日)参加
(以下「ビデオor集合」という。いずれも全11講義: ビデオor集合はお申込み時に選択)
内容 | 工作機械業市場とユーザー産業の動向。研削盤の用途と研削加工の動向。加工図面と加工現象。航空機産業の概要と工作機械の役割。切削工具。生産性向上のためのCAD/CAM。生産システムと情報技術・ロボット技術。特殊加工(放電・レーザ・電子ビーム)。品質・規格・測定。プレス機械:SEのための基礎知識。激動の世界。 |
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第2STEP: 通信教育(10科目から選択受講、受講有効期間1年間) (注2)
内容 | 必修: 機械加工概論。 選択: 旋盤。マシニングセンタ。研削盤その他の工作機械。放電加工。産業用ロボット。レーザ加工・電子ビーム加工他。プレス機械。切削工具。計測。 |
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*2.資格取得コースと取得要件
◆次のいずれかを修了(注3)した場合に資格授与。
《一般認定コース》※受講者目安:設備機械営業経験3年以上
ビデオor集合 11科目受講+通信講座6科目以上履修
※当コースでの通信講座6科目=必修1 +その他
《特別認定コース①》※受講者目安:設備機械営業経験7年以上
ビデオor集合 08科目受講+通信講座3科目以上履修
※当コースでの通信講座3科目=全10科目のうちから3科目を任意選択
《特別認定コース②》※受講者目安:設備機械営業経験7年以上
ビデオor集合 04科目受講+通信講座4科目以上履修
※当コースでの通信講座4科目=全10科目のうちから4科目を任意選択
※「通信教育のみ」または「ビデオor集合 のみ」を受講することも可能。ただし日工販SE資格授与の対象外。
※ビデオor集合、通信教育ともに、テスト採点結果60点以上で合格。通信教育で基準に満たない場合は再提出。
※「日工販SE」認定証の交付: 第2STEP(通信教育)講座の合格者には、最終レポート返却の際に「合格通知」を添付。「合格通知」記載要領に基づき、各自認定証発行を申請。
注1:受講の際の目安としてお考え下さい。受講予定者の営業部門キャリア、業務スキル等を踏まえ、各社にて受講可否をお決めください。
注2:「ビデオor集合」講義の科目別テストに合格後、教材を別途送付します。
注3:3コースのいずれを選定するかは、受講予定者の営業部門キャリア、業務スキル等を踏まえ、所属会社のご裁量でご決定ください。
SE資格更新研修
SE資格取得後の資格更新コース、資格延長期間は5年
内容 | 航空機産業の概要と工作機械の役割2。製造業の競争力と品質。投資効果の考え方。 |
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*1.講座を受講し、確認テストに合格すること(資格更新者対象の専門講座、全3~4講義)
合格者には別途「合格通知」を発行し、申請に基づいて新認定証を発行。
*2.対象者は教育事業局から別途連絡(SE資格取得後3年半を経過した者)
永世SE資格取得
申請手続きで、永世SE資格を取得(事後、新認定証を発行)。
※対象者は、日工販教育事業局から事前連絡。
公的助成金制度
◆人材開発支援助成金について
2022年4月から、SE教育各講座における配信ビデオ形式講義の受講や通信教育課程については、厚生労働省の「人材開発支援助成金」の対象となっており、加えて2024年4月1日から助成要件が緩和(「1コースあたりの実訓練時間数が10時間以上であること」)されています。
よって、基礎講座、SE資格取得講座については基本的に助成対象になりますが、規定時間に満たないSE資格更新研修については適用対象外となります。
ただし、自治体によっては独自の制度を設けて運用しているところもございますので、詳細につきましては各都道府県労働局へお問い合わせください。